医療業務支援資料_20230706
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p53 遺伝子癌抑制遺伝子の1つ。DNA修復やアポトーシスに関与している。 | |
PANIPANI(パニツムマブ)は抗がん剤と併用する、分子標的治療薬の1つである。上皮細胞成長因子受容体(EGFR)に対するモノクローナル抗体で、同受容体に結合することで細胞増殖を阻害する。特徴的な副作用としては、皮膚障害や低マグネシウム血症、infection reactionがある。 | ||
PCLDPCLD(多発性肝嚢胞)は肝実質に多発嚢胞が発生する遺伝疾患である。通常は無症状であり、検診の超音波検査などで指摘されることが多い。ただし、大きなものでは圧迫症状や閉塞性黄疸が生じることがある。また、嚢胞内に出血や感染を合併することもある。無症状の場合は未治療でよいが、症状のあるものは肝嚢胞穿刺吸引・硬化療法や開窓術を行う。 | ||
PDPD(膵頭十二指腸切除術)は、膵頭部およびその周囲に発生した癌(下部胆管癌、十二指腸癌など)および十二指腸に浸潤した胃癌や胆のうがんに対して行う外科的治療である。最近では、幽門輪と胃を温存する幽門輪温存膵島十二指腸切除術(PPPD)を行うことが多い。これらは消化管再建法を伴うため、術後合併症が高い手術であり、縫合不全に注意が必要である。 | ||
PEG 製剤ポリエチレングリコール(PEG)製剤は、慢性便秘症の治療薬の1つで、浸透圧性下剤に分類される。慢性便秘症に適応がある薬剤はモビコール配合内溶剤である。浸透圧効果で腸管内の水分を増やし、便を軟化させ排便を促す。大腸内視鏡検査前の腸管洗浄の際に内用するニフレックもPEG製剤である。 | ||
Peg-IFNウイルス性肝炎の治療に用いられる薬剤の1つ。従来型IFNにポリエチレングリコール(PEG)という高分子結合物を結合させ、注射後のIFNの吸収・分解を遅らせることで血中濃度を安定させることができ、週1回の投与で安定した薬効が得られる。従来のIFN治療と比べ治療期間の短縮と副作用が提言された。 | ||
PEI肝細胞癌に対する穿刺局所療法の代表的な治療法のひとつで、経皮的エタノール注入療法のこと。PEIは、経皮的に主要部にエタノールを注入し、腫瘍を壊死させる方法である。ただし、均一にエタノールが広がらない、隔壁があると通過しないなど、抗腫瘍効果にやや難点があり、RFAやMCTと比較して腫瘍残存率や再発率は高めである。 | ||
Petersen's defect ヘルニア腹腔鏡下の胃切除後の生じることがある、医原性の内ヘルニアのこと。 | |
Peutz-Jeghers 症候群過誤腫性の消化管ポリポーシスをきたす遺伝性疾患で、常染色体優性遺伝(LKB1/STK11変異)である。食道以外の全ての消化管にポリープが発生するが、小腸に最も多い。消化管や他臓器(膵臓、乳房、卵巣、子宮など)に癌を合併することがある。手足・口唇周囲に色素斑がみられる。 | ||
PICCPICC(末梢挿入式中心静脈カテーテル)は、末梢静脈(肘正中皮静脈、橈側皮静脈、尺側皮静脈)から中心静脈までカテーテルを挿入する方法である。穿刺に伴う気胸、血胸などの合併症がほとんど発生しないという大きなメリットがあり、穿刺時の安全性の面から推奨される。穿刺部から中心静脈までの距離が長く、血栓などの合併症がある。 | ||