PCLD(多発性肝嚢胞)は肝実質に多発嚢胞が発生する遺伝疾患である。通常は無症状であり、検診の超音波検査などで指摘されることが多い。ただし、大きなものでは圧迫症状や閉塞性黄疸が生じることがある。また、嚢胞内に出血や感染を合併することもある。無症状の場合は未治療でよいが、症状のあるものは肝嚢胞穿刺吸引・硬化療法や開窓術を行う。
» 医療業務支援資料_20230706