医療業務支援資料_20230706


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I

IBS

IBS(過敏性腸症候群)は代表的な機能性消化管障害(FGIS)の1つであり、腹痛あるいは腹部不快感、それに関連する便通異常が慢性もしくは再発性に持続する状態と定義される。数か月にわたる腹痛や腹部不快感(排便と関連)、下痢や便秘(排便回数や便性状の変化)などを認めるが、発熱や血便、体重減少などの警告徴候を認めず、内視鏡検査や注腸造影、血液検査で原因となる異常を認めない場合、IBSと診断する。


ISR

ISR(括約筋間直腸切除術)は、下部直腸癌に対し、肛門筋の一部を切除を切除して根治性を保ちつつ、肛門を温存する術式である。肛門に近い位置にある腫瘍と内肛門括約筋のみを除去し、外肛門括約筋を温存する。ただし、肛門機能が完全に保たれるわけではないため、失禁が増加することもある。高度な技術が必要であり、再発のリスクも存在するため、術後の肛門機能の改善とともに今後の課題となっている。