医療業務支援資料_20230706


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M

MANTRELS score

虫垂炎の診断予測スコアの1つ。Alvaradoスコアと同義。腹痛や悪心・嘔吐、圧痛や反跳痛の有無、体温、白血球数などを合計10点満点で評価する尺度である。7点以上で虫垂炎の可能性が高く、3点以下では虫垂炎の可能性が低い。


MCT

肝細胞癌に対する穿刺局所療法のひとつ。ラジオ波よりもさらに波長の短い波長の電磁波(マイクロ波)を治療用の針から照射し、アンテナの周りに高熱を発生させ癌を焼き固める。針がラジオ波より太いという欠点があるが、ラジオ波熱凝固両方より広範囲の治療が短時間で可能であり、近年普及しつつある。


Meckel 憩室

Meckel 憩室とは、回盲部より数十㎝口側の回腸の腸間膜付着側と反対側にできる先天性真性憩室である。 胎生期の卵巣腸管の一部が遺残したもので、しばしば胃粘膜の迷入を認める(異所性胃粘膜)。 通常は無症状のことが多いが、憩室炎、出血などのが合併症を呈する場合もあり、5歳までに初回の出血をみることが多い。 炎症や潰瘍などの合併症に対してはまず内科的治療(安静、酸分泌抑制薬など)を行い、効果のない場合や穿孔、腸閉塞のある場合は切除を行う。


Mesh-plug 法

Mesh-plug 法とは、鼠径部ヘルニアに対するメッシュを用いた治療法の一つである。プラグとシート型メッシュでヘルニア門を二重に補強する方法である。わが国では最も施行数が多い術式である。


Morgagni 孔ヘルニア

Morgagni 孔ヘルニアは胸骨後ヘルニアの1つであり、真性ヘルニアになりうる。横隔膜ヘルニアのうちMorgagniヘルニアのみが右側に発生する。先天性で無症状のことが多い。成人発症では50歳以上の女性に多い。Larrey孔ヘルニアと比べ、頻度が高い。


MRP2

直接ビリルビンの毛細胆管への排出に関与するタンパク質(MRP2)をコードする遺伝子。Dubin-Johnson症候群の発症に関与する。


MUTYH 遺伝子

塩基除去修復遺伝子の1つで、1番染色体短腕に存在する。この遺伝子異常により、常染色体劣性遺伝であるMUTYH 関連ポリポーシスが発生する。MYH遺伝子ともいう。