OIC

癌性疼痛の管理に用いられるモルヒネやオキシコドン、コデインなどのオピオイド鎮痛薬の使用によって誘発される便秘症 (opioid-induced constipation) のこと。オピオイド鎮痛薬は中枢性μオピオイド受容体を介して鎮痛作用を発揮するが、消化管に存在する末梢性μオピオイド受容体を介して消化管活動を抑制する作用もあり、高頻度に便秘を引き起こす。治療薬として末梢性μオピオイド受容体拮抗薬のナルデメジンがある。

» 医療業務支援資料_20230706